2023年11月14日
季節はあっという間に過ぎていくもので、ポプラの綿から雪虫、そして雪へと気づけば目にする白いふわふわが変わっていました。雪囲いを外す作業から始まり、週1で行ってきた圃場整備も雪囲いで終了です。みなさんお疲れさまでした。
圃場整備の件で研究室の様子についての記事を書いていなかったことに気がついたので少しだけご紹介。
当研究室では毎週2時間程度の圃場整備を実施しており、ハスカップ圃場やラズベリー等のある圃場、温室周辺などを整備します。(近年は札幌といえど夏は暑いため、熱中症の危険から短縮して実施しています。)植物の日常的な管理や観察はもちろん、自身の植物材料以外の植物に触れたりメンバー間のコミュニケーションをとる機会にもなっています。
耕地圏科学コースでは普段の週1回のゼミに加え、年4回の研究発表会(新入生研究紹介、研究計画、中間報告、年度報告)を行っています。今年は11月6日、8日、9日の3日間にわたり中間報告会を行いました。久しぶりに学外での食事会も開催することができ、親睦を深めることもできたのではないでしょうか。そして修了を控えた学生たちが研究をまとめる傍らでは、ゆり根の掘り上げ作業など翌年の研究への準備も少しずつ始まっています。
北海道の長い冬が始まりますが、できるだけ日光を浴びて心身ともに健康に過ごしていきましょう!
(おまけ)
雪囲いと冬囲いどちらが適切だっただろうか?としばしば考えるのでデジタル大辞泉を確認したところ、それぞれ次のような事物を指すそうです。
ゆき‐がこい〔‐がこひ〕【雪囲い】
雪国で、風雪を防ぐため、家の周囲を囲うこと。また、その設備。雪垣。《季 冬》「親犬や天窓 (あたま) で明ける—/一茶」
庭木を雪や霜から守るために、むしろやわらで囲うこと。また、そのもの。
ふゆ‐がこい〔‐がこひ〕【冬囲い】
冬季、使用しない船を陸に引き揚げたりして、苫 (とま) やむしろで覆うこと。
次からは迷わずに使い分けができそうです。