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2025年2月6日
当研究室の中野らの論文がBMC Plant Biologyに掲載されました。
本研究では胚乳組織が種子親と花粉親の両親のゲノムを2:1で有する異質三倍性組織であることに着目し、過去に当研究室が開発したハエマンサス培養系(Nakano et al., 2021, Nakano and Hoshino, 2022)を用いて胚乳および胚に由来する異質三倍体および二倍体の作出を試みました。得られた胚乳由来個体と胚由来個体は由来種子を特定できるように記録し、その上でフローサイトメトリー、核型分析、および核ゲノムと細胞質ゲノムのサンガーシーケンスによる、倍数性判定、雑種判定、および細胞質ゲノムの遺伝様式の調査を行いました。その結果、得られた胚乳および胚由来個体はすべて雑種であり、胚乳培養による異質三倍体作出を実証しました。さらに細胞質ゲノムが胚乳および胚由来個体両方において母性遺伝していること、単一の種子内の胚と胚乳組織から同時に植物体を獲得できることも明らかにしました。本研究の成果は、植物育種だけでなく、倍数性や雑種強勢、異質倍数体の調査研究にも貢献することが期待されます。
論文タイトル:
Endosperm culture-based allotriploid hybrid production from an interspecific cross of Haemanthus spp.: new insights into polyploidization and hybridization
著者:Arisa Nakano, Masahiro Mii, Yoichiro Hoshino
掲載誌:BMC Plant Biology
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